Tokyo Jazz 2011.9.3 Night Session
G R O O V E
quasimode
松岡“matzz”高廣(Perc), 須長和広(b), 平戸祐介(p), 今泉総之輔(ds)
サポート:岩本義雄(ts,fl), 後藤篤(tb), 田中充(tp)
photo by (c)中嶌英雄/(c)Hideo Nakajima (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011photo by (c)岡 利恵子/(c)Rieko Oka (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011photo by (c)岡 利恵子/(c)Rieko Oka (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011

2度目の東京Jazzの登場となったquasimode。
前回よりもキャリアを重ね、堂々としたステージを見せ、ずいぶんBIGになって戻ってきました。
しょっぱなから観客を立たせて、国際フォーラムがダンスフロア状態。
非常にノリの良い演奏を聞かせてくれました。

1. So What
2. Ant Soldier
3. Conglis Strut
4. Ipe Amarelo
5. The Land Of Freedom
インコグニート
Jean Paul "Bluey" Maunick(g,vo), Vanessa Haynes(vo), Lorraine Cato-Price(vo), Mo Brandis(vo), Sid Gauld(tp), Trevor Mires(tb), Jamie Anderson(sax), Matt Cooper(key), Francis Hilton(b), Pete Ray Biggin(ds)
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インコグニートも最初の曲から観客はオールスタンディング。 ダンサンブルで楽しいライブを聞かせてくれました。 そしてライブの最後、日本に対してのスピーチ・・・とても感動的でしたね。

<スピーチ> ありがとうございます。(日本語)

ここ数ヶ月、全ての世界が日本に注目している。

自然災害による悲劇が起きた。
津波が来て、多くの命を奪った。
そして核の問題。とても大きな問題。
このような事態に日本の人々はどのようにしたでしょうか。

他の多くの国ではこのような状況では狂気に走るであろう。
店に行って物を略奪し、焼き討ちを行っただろう。

しかし、日本は違いました。
日本人は非常に気高く振舞いました。
他の国々に対して、日本はこのような危機に見舞われたときのお手本になりました。
そして日本人は立て直しを始めたのです。
多くの人々がボランティアとしてやってきて働きました。

日本はこのまま変わらないでください。
あなたがたは素晴らしい国民です。

※ 以上、スピーチの大筋。

1. Talkin' Loud
2. 1975i
3. As
4. Don't You Worry/Always There
5. Nights Over Egypt
6. Expresso Madureira
7. Reach Out
8. Everyday
9.Love Will Find A Way
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト feat . アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス
上原ひろみ(p,key), Anthony Jackson(b), Simon Phillips(ds)
photo by (c)中嶌英雄/(c)Hideo Nakajima (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011photo by (c)中嶌英雄/(c)Hideo Nakajima (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011photo by (c)岡 利恵子/(c)Rieko Oka (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011

ここ数年、完全に東京Jazzの顔となった上原ひろみ。毎年、どんなステージを見せるか楽しみの一つである。
また近年の上原は大物ミュージシャンと共演し、またグラミー賞も受賞し、何か一皮向けたように感じる。
このライブではそのことを目の前で確かめられる絶好のステージになった。

上原の新作「Voices」のトリオが、そのままステージ上で、CD以上に凄まじいパフォーマンスを見せる。 このトリオは、上原も良いのだが、もっぱらサイモンのドラミングに圧倒されてしまう。
また上原も従来と演奏のやり方が代わり、早弾きはそこそこに、ピアノのバンプを多用する。
そしてバンプを合図に、サイモンのドラムが炸裂する。

サイモン・フィリップスというと、現在はTOTOのメンバーだが、以前はジェフ・ベック含む数多くのセッションをこなしたツワモノだ。
そのサイモンがこのトリオでは抑制無しに、滅茶苦茶叩きまくっているのだ。
スネアがかん高く、プログレのビル・ブラッフォードを連想する。
そういえば、このトリオはJazzというよりも、プログレッシブ・ロックの香りのほうが高い。
またベースのアンソニー・ジャクソンもボトムをしっかり支え、好サポートに徹している。

今回も上原のピアノテクニックはキレていて凄かった。
でも、それ以上に、凄いメンツと渡り合うだけではなく、相手の凄みも引き出せる深みが増した気がする。
期待を上回る、素晴らしいステージでした。

1. Voice
2. Now Or Never
3. Flash Back
4. Sonata
5. Dansando No Paraiso
Enc1. Summer Rain



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Photo by Hideo Nakajima/Rieko Oka
Reported by TKO

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