Chick Corea+Origin「A WEEK AT THE BLUE NOTE」Stretch(SCD6-9020-2)'98 - U.S.A
Chick Corea(pf), Avishai Cohen(ac-b), Adam Cruz(ds), Steve Davis(trombone), Bob Sheppard(fl,ss,ts,cass-cl), Steve wolson(fl,ss,as,cl )
○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系           □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系                 ●JAZZ系             ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
こうも早くチックの新バンドORIGINの次作が出るとは思いませんでした。しかも、6枚CD BOXですから驚きです。実は前に出た「Origin」はチックの作品としては個人的にそれほど気に入って無く、それが6枚組のCD BOXだなんて「チックも早まったのでは。」「こんなの買う人いるか?」というようにマイナスに思いましたし、1作目「Origin」と録音時間、場所ともほとんど同じなので「同じ頃のライブを再びBOXという形で二度売りするのか?」という不安も感じました。しかし、あのチックが「あえてBOXで出す」というなら、これは聴く価値はあるかもしれないと思い切って購入しました。まず、この録音は米国ブルーノートの1月1、3、4日のライブ録音で、前作「Origin」と録音日は一緒ですけど、そちらに収録された演奏は今回のBOXには収録されて無く、重複は無いので二度買いにはなりません。むしろ、前作「Origin」と今回のBOXを買うことによって1月1、3、4日のライブがコンプリートになります。それと僕の買ったのは輸入盤なのですが、英語での注意書きに「前作の日本盤ボーナス・トラックはスタジオ録音」、「前作のこの日のライブでないものは12月の音源である」とか説明が十分!(特に”輸入盤”なのに、日本盤ボーナス・トラックについても言及する気の配りようには感心!そこらの資料がしっかりしていました。)また、「Origin」には収録されなかったチックの名曲MATRIXや、BLUE MONK,FOUR,STRAIGHT NO CHASER,TEMPUS FUGITなどのJAZZスタンダードが聴けるのもBOXならではでしょう。そして演奏ですが、「これが本当に「Origin」と同じ頃の演奏か?」と思うほど凄く、すさまじい演奏です。同じ曲を比べてもドラムの迫力、音の圧力が全然違いますし、ホーンのソロも集中力があり、聞き手を引き込むような覇気を感じます。また、音質のほうも、同じ録音技術者なのに、前作よりも凄く臨場感があります。(ちょっとこれは不思議なのですが、もしかしたらMIXなどを変えたのかもしれません。)
☆ このBOXを聴くことによってこのバンドを見直してしまいました。 (TKO)
   
Slow                 Speedy
Light                 Heavy
Mellow                 Hard
Lyrical                 Cool
Melodious                 Out of melody/code
Conservative                 Progresseve/Tricky
Ensemble                 Interplay