Peter Erskine「Peter Erskine is Dr.Um」Fuzzy Music LLC(PEPCD021)  2016 - U.S.A.

 

Peter Erskine(dr),John Beasley(key),Janek Gwizdala(b),

Bob Sheppard(ts),Jeff Parker(g),Larry Koonse(g),

Aaron Serfaty(perc),Jack Fletcher(voice)

 
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ          JAZZFUSIONの中間系    
○ブルース系         ○ロック系       ○ ECM

 

ピーター・アースキンの久々のFusionアルバムがリリースされた。

なるほど、シンセサイザーの感じ、4ビートのベースは、「Night Passage」の頃のWeather Reportっぽいアルバムだ。

そういえば昨年リリースのWeather Reportのライブアルバムで、アースキンのドラムを聞きまくったのだった。

こうして新作を聴くと、アースキンの円熟度が良く分かる。

 

DrumをもじったDr.Umがアルバムタイトルだが、かと言ってドラムは出しゃばらず、脇に徹した感じだ。

11曲目でドラムソロが聴けるのだが、これも音楽的で、ドラマーのアルバムというよりは、音楽家ピーター・アースキンのアルバムと捉えた方が良いであろう。

作曲者クレジットを見ると、ジョー・ザヴヌルの2曲のうち、1曲はWeatherReportからの"Speachless"だが、こんな渋い曲をまた渋くカバーしてるのも面白い。

 

聴きどころは、3曲目"Hawaii Bathing Suit"での、ドラムとサックスのデュオになるパートであろう。

これは「8:30」"Black Market"でショーターと繰り広げたソロの交換と同じ方法によるもので、アースキンのドラムはこういう演奏ではよく映える。

アースキンのドラムは、こういう演奏はさすがにエネルギッシュなのだ。

 

音楽は聞きやすいが、決してスムースJazzではなく、Fusionではある。

しかし、テクニックの応酬よりも、聴き心地がよく、より音楽的なアルバムではないかと思える。

 

# なにかリラックスして聴けるアルバムです。(TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay