Jeff Beck「LIVE+」ATCO RECORDS(081227954581)  2014 - U.S.A.  

 

Jeff Beck(g),Jimmy Hall (vo),Rhonda Smith (b),Jonathan Joseph(ds),Nicolas Meir(g)

 
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間  
○R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR 系        
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系    
○ブルース系         ●ロック系       ○ ECM系

 

ジェフ・ベックがメンバーを一新し、ライブ・アルバムをリリースした。

これが今までのインストゥルメンタル路線ではなく、ボーカルをメインにしたバンドとなっている。

·        ここで「?」と疑問符がつくのだが、少し前にDVD「Jeff Beck Live In Tokyo」がリリースされていたので、てっきりそのCD版だと思っていたのだが、全く別の作品であるのだ。

 

メンバーはDVDとほぼ同じだが、ボーカリストが参加している。

DVDはもう一人のギタリストやベーシストが歌っていたが、もしかしたらジェフ・ベックが歌ものをやりたくなってヴォーカリストを加えたのかもしれない。

 

このような専任ヴォーカリストを加える編成は、第二期ジャフベック・グループ以来ではないだろうか。(あ、いや。すみません。「CRAZY LEGS」がありましたが、あれは意図的に除外でいいですよね?)

 

Morning Dew”、“SuperStition”、“Going Down”のようなジェフ・ベックならではのヴォーカル曲は格別な出来になっている。

“A Change Is Gonna Come”、“Rollin‘ And Tumbalin’”のスタンダードなカヴァーも、ベック版として仕上がっていると思う。

特筆したいのは“Little Wing”のカヴァー・・・・もちろんジミ・ヘンドリクスの有名曲だ。エリック・クラプトンのカヴァーも有名であり、遂にというか、とうとうジェフ・ベック版でも聞けることになったのは喜ばしい。ジミともクラプトンとも違うバージョンであり、そのギターの泣きもたまらないのだ。

 

インスト曲は昔ながらの曲ではなく、ここ数年の曲で。古くても「Guitar Workshop」以降になる。

そしてまたマハヴィシュヌ・オーケストラからの新カヴァー“You Know You Know”というのも両者のファンには嬉しいところだ。

 

全体的にジェフ・ベックとしてはロック色が濃いという感じになる。

近年のジェフ・ベックのアルバムはインストメインだったが、ボーカル曲も含まれることでレパートリーの幅が広がったと言える。

確かにジェフ・ベック・グループやBBAのファンからしたら嬉しい選曲かと思う。

インストの方もバラードからハードな曲まで幅広く選曲されている。

 

ここのところジェフベックのLIVEアルバム、DVDのリリースが多かったのでどうかと思ったが、それらとは方向性も違い、なかなか楽しめるアルバムだと思う。

 

# ジェフ・ベック、まさかのボーカルのフィーチャー・ライブ・アルバムですね。(TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay