MVP「Truth in Shredding」Tone Center(TC 40302) 1990/2003 reissue - U.S.A.   
Frank Gambale(g), Alan Holdsworth(g), Steve Tavaglione(sax, EWI), Jimmy Earl(bass), Tommy Brechtlein(dr), Freddy Ravel(kb)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

知る人ぞ知るハードコア・フュージョンギターの名盤の再発である。MVPまたの名をThe Mark Varney Project。マーク・ヴァーニーとはこのアルバムの主役であるフランク・ギャンバレを発掘した人物で当時はこのアルバムをリリースしていたLegato Recordのオーナーで、その後、今回このアルバムをリリースしているTone Centerを興すことになる。

アルバムのコンセプトは速弾王のギャンバレとホールズワースの超速弾対決と非常にわかりやすい。

取り上げている曲は「Rocks」,「Not Ethipopia」などブレッカー・ブラザーズの曲を3曲、チック・コリア1曲、ウェイン・ショーター2曲とギャンパレのオリジナルが1曲ある以外は全てジャズフュージョンの名曲をカバーしていて、どの曲もストレートでハードなギター・フュージョン・サウンドになっている。

圧巻はバカッ速のテンポで演奏される「Not Ethipopia」で、後半部のギャンパレの弾きまくりは壮絶だ。

日本盤、アメリカ盤ともマイナー・レーベルからのリリースで長い間、廃盤になっていただけに貴重な再発だ。ちなみにMVPの第2弾はギャンパレと先日亡くなったショーン・レーン、ブレット・ガーストのギター対決だった。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay