宴[u-ta-ge]「あめつちほしそら」キャスネット(CSNT-7002) 2003 - Japan
林正樹(piano), 箭島裕治(bass), 岩瀬立飛(drums)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

林正樹, 箭島裕治, 岩瀬立飛の3人からなるユニット、宴の2ndアルバムです。

前半はわりとさわやかで耳あたりのよい曲が並んでいるが、耳あたりがよいと言っても決して軽いわけではなく、シリアスな演奏が展開されていて聞き応えがある。

アルバムの後半には少しひねりの効いたこのユニットの個性がより感じられる曲が織り交ぜられている。
個人的に気に入ったのは7曲目の「Himalayan's Eye」で、ヴォイスがのった中近東風のテーマと日本の民謡を連想させるようなサビがミックスされた個性的なサウンドがおもしろい。
また他にもヴォイスが多用された曲や、フラメンコの影響を感じさせるような曲などがあり、ピアノトリオという枠を感じさせないような拡がりのあるサウンドが展開されている。

アルバムを通して箭島, 岩瀬のリズム隊のノリはあくまでもコンテンポラリーで所謂ジャズ系ピアノトリオのサウンドとは一線を画している。林正樹のピアノはクラシカルで繊細な響きを感じさせるが、トーンは爽やかで明るく、リズム隊の自由な動きと相まってこのユニットならではの雰囲気を醸し出している。

ジャケットのイラストが印象的でお気に入りです。(橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay