Ketil Bjornstad「The Rosenborg Tapes Volum 2......20 Variations Over Plerude & Fugue in C sharp Minor by J.S.Bach」2000 SEPTEMBER CULTURE INTERNATIONAL(SEP20002)2000 - 台湾 

  Ketil Bjornstad(p)
 
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間  
  ○R&B                 ○ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系    
  ○ブルース系          ○ロック系     ●ECM系 

ケティル・ビヨルンスタはECMに5作ほど残しているノルウェイのピアニストである。
近年ノルウェのメジャー・スタジオが取り壊される事になり、ビヨルンスタはそれを惜しんでそのスタジオでソロ・ピアノを録音した。
その時の音源が、ECMではなく、なぜか台湾のレーベルからリリースされた。

曲は全部ソロ・ピアノによる演奏で、バッハの3曲と自作20曲でなっている。
1曲は短いのだが、そこにビヨルンスタの美が凝縮されている。
たぶん、長いソロよりも今回のような短い曲の方がビヨルンスタには合ってるのだと思う。

そのピアノはキースやチックというよりも、ジョージ・ウィンストンとかの方が近いかなと思うほど、メロディのキレイな曲が多い。
そういうのが好きな人は気に入るかもしれないですね。
ただ、ビヨルンスタの場合はそういう表面上のメロディのキレイさだけではなく、聴けば聴くほど奥深さも同時に持ち合わせている。

この作品の面白いところは、最初の2曲にバッハ・・それから20曲続けて自曲になり、最後にまたバッハで締めくくっている。
そのつなぎ目は自然とは言い難いのではあるが、最初とそして最後にあるバッハが、なんとも雰囲気がある。
むしろ「この手があったか」という感じで新鮮である。

# キレイ系ピアノを好きな人には良いでしょう。 (TKO)
 
 

   
Slow           Speedy
Light         Heavy
Mellow     Hard
Lyrical         Cool
Melodious         Out of melody/code
Conservative         Progresseve/Tricky
Ensemble       Interplay