チャリート・ラテンジャズファンク・バンド
チャリート (vo)、大石 学 (p)、井上 陽介 (b)、原 朋直 (tp)、藤陵 雅裕 (sax)、ピルリート (perc)、セシル・モンロー (ds)
1.Come Fly
2.How High The Moon
3.So In Love
4.He Walks This Earth
5.Acaso(duet with Ivan)
6.Softly As In A Morning Sunrise
7.Sir Duke
一日目、夜の部最初はチャリートが登場。
そのコスチュ−ムもさることながら、とてもカラフルなステージになりました。
Jazzのスタンダードをラテン風に演奏するJazzで、ディジー・ガレスピーがやっていたラテンJazzのな雰囲気を思い起こします。
チャリートは見た目は、ちょっと華奢ですが、声量は凄いです。
そして「尊敬するイヴァン・リンスの曲を歌います」とアナウンス・・・すると昼の部に出演したイヴァン・リンスが登場してチャリートとのデュエット。
これは思わぬハプニングですね。チャリートの「Dream Come True」ともらしたのはわかる気がします。
またボーカルを支えるバックも素晴らしく、特にトランペット原のハイノートには唸ってしまいました。(TKO)
ハービー・ハンコック・ヘッドハンターズ'05
ハービー・ハンコック (p)、テリ・リン・キャリントン (ds)、ロイ・ハーグローヴ (tp)、
マニャンゴ・ジャクソン (perc)、リオーネル・ルエケ (g/vo)、マーカス・ミラー (b)、ワー・ワー・ワトソン (g)
1.Watermelon Man
2.Spider
3.Safiatou
4.Batterfly
5.Actual proof
6.Hang Up Your Hang Ups
今年の東京JAZZの目玉はなんと行ってもヘッドハンターズ。
それも近日中にハンコックは新作を出してそちらのツアーに出ることから、少なくとも日本において今回のヘッドハンターズは東京JAZZで打ち止め。
ヘッドハンターズと言っても顔ぶれや楽器編成がやや異なるので、どうかと思いましたが流石にこのバンドの音はまさにヘッドハンターズでした。
そしてどの曲もイントロの1音を聴いただけで分かってしまうほど、よく聞いた曲を演奏してくれました。

ギリギリで参加が決まったワー・ワー・ワトソンですが、初めて生で聴いてその素晴らしさに感激しました。
リオーネル・ルエケと2ギターですが、ルエケの摩訶不思議なプレイに負けないほど、ワーワーのプレイも個性的な演奏が耳を引きます。
そしてハンコックとの共演も結構多くなったテリ・リン・キャリントンも、安定感たっぷりで、特にハンコックのエレクトリック系セッションの場合はおなじみになってきましたね。

また、サイドに回ることが久しぶりな・・・ここに「マーカス・ミラー」がいるというのも凄いです。
実はそれほど派手なプレイはしていません。なのに、インプイロヴィゼーションが盛り上がるとベースがあおりにあおるのが分かるんです。目立たなくてもやりことはやる、本当に恐るべきベーシストに思いました。

それとロイ・ハーグローブのソロが凄まじく、Spiderのソロではどこまでも高揚する素晴らしいソロを聞かせ大いに観客を沸かせてくれました。
最初はヘッドハンターズにSaxではなく、トランペット・・・それも4ビートに一日の長のあるハーグローブでどうかな?と正直思いました。
しかし、それを覆してもお釣りが来るくらい、ハーグローブの底力を見せられました。

そのハーグローブはあまりに凄いソロを取ったので、御大ハンコックにソロが回って来た時にこれは旗色悪しではないか?と思いました。
そのハーグローブを上回る信じられないソロをハンコックを繰り広げましたのには驚愕。
観客もどこまで沸くのだろうと言うくらいに、沸きに沸きました。
いや、ハンコックには本当に脱帽です。実はコンサートの前にハンコックのすぐ前まで近寄ってインタビューに参加したのですが、演奏をしてないハンコックにオーラを感じました。

どれもハンコックの懐かしいナンバーばかり・・・カメレオンが演奏されなかったことは残念でしたが、満足感たっぷりに聞かせてくれたと思います。
さて、ヘッドハンターズも聴いたし、来年のハンコックは?・・・と早くも来年を期待してしまいました。(TKO)
SUPER UNIT 〜Latin Lounge〜featuring Ivan Lins,Nils Petter Molvaer & AGATSUMA


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