Jaco Pastorius Big Band「Twins1&2 live in Japan 1982」WEA JAPAN(WPCR 10609〜10)'82/'99 -Japan 

Jaco Pastorius(b),Don Alias(perc),Randy Brecker(tp),Peter Eirskin(ds)
  Bobby Mintzer(ta,ss),Othello Molincaux(steel drums),Toots Thielmans(herm)
  その他

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系 
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系) 
  ○ユーロ系            ●JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系 
  ○ブルース系          ○ロック系      

 ジャコ・パストリアスの幻の名盤TWINSがようやくCD化されました。これは1982年の日本でのライブで、作品「Invitation」で出回っているものの完全版です。
当時を思い出すと、TWINSはLP2枚・・・金銭的に厳しく躊躇していた所、その編集盤の「Invitation」が出て、これ幸いとそちらを購入した記憶があります。その後、TWINSは廃盤・・・・・探していた人も多かったでしょう。

 これまで聴けなかったThree  Views Of Secret,Elegant Peopleなどが聴けるようになったのは喜ばしいことです。また、音質も向上しています。それと曲の出だしなどが長く収録されているので、LIVEでの雰囲気がより盛り込まれている感じです。特にジャコ・パストリアスの絶好調時のものですから、どれも凄い演奏です。

 実は「Invitation」での長年の疑問が、今回のTWINSで解消しました。あの当時、最初LPで発売される以前にTVで中継録画が放送され、その印象と「Invitation」が違ったんです。「Invitation」で聴くと非常にキメキメと言いますか、こんなにピッタリした隙のない完璧な演奏だったか?という疑問が残りました。
 どうやら「Invitation」は演奏途中の音も編集されていたようで、その部分を全てTWINSは収録しています。例えばLibrtty Cityで、ランディ・ブレッカーのトランペット・ソロやかけあい部分が復活しています。それとLEZA〜GIANT STEPSは多分別テイクが使われ、また大幅にカットされたジャコのベース・ソロが収録されています。

 しかし、それは良い事ばかりではなく、冗長部分、演奏の少しダレた部分も収録されているとも言えます。ある意味では完全盤は好まれますが、実際の作品としては「Invitation」がいかに上手く作られたのかがわかります。ELEVEも別テイクですが、これはアナウンスの声が邪魔で「Invitation」で差し替えた理由がわかります。
とは言え、そういった部分もリアリズムなんですよね・・・TVを見ながらのあの雰囲気が蘇ってきました。できれば映像も発売して欲しいと切に願います。

# 本当に待望のCD化・・・今年は何回もこう書きましたね。(笑)(TKO)
 
 

   
Slow             Speedy
Light             Heavy
Mellow         Hard
Lyrical           Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative           Progresseve/Tricky
Ensemble       Interplay