Steve Bailey Victor Wooten「Bass Extremes」Tonecenter(TC 40032)'98-U.S.A
Steve Bailey(b), Victor Wooten(b), Oteil Burbridge(b), Will Lee(b,vo), Kenny Aronoff(drs), Gregg Bissonette(drs), Joel Taylor(drs)

●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系           □サルサ系  □カリプソ系)
○ユーロ系                 ○JAZZ系             ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系

 6弦フレットレスベースで知っているだけで2枚のソロを出したS.ベイリーと、スラップギンギンのV.ウッテンのベーシスト同士のデュオです
聴く前はV.ウッテンのソロの様にベース教則本的アルバムかなぁ〜と危惧しましたが、そんなことはなかったですねぇ.
フレットレスの速いフレーズとハーモニクスを生かした、S.ベイリーらしいベースと、スラップと速いリフで攻めまくるV.ウッテンのベースで教則本にならずに、ちゃんと音楽しています. ベースが前面では音楽にならんだろう、、と思うかもしれませんがギターの様にディストーションをかけたベースや、コードでギターの様にベースを弾いたりして、テクニック合戦になりがちなこの楽器の組み合わせのサウンドがそれなりにアンサンブルとして成り立っています. フレットレスとスラップという組み合わせが功をなしましたねぇ.これが両方ともスラップ系のベーシストであれば、ただうるさいだけで音が被ってしまうとこでしたが、音色の違うベースの為、スラップやハーモニクスで相手のソロの時にバックにまわって、ソロを取るベースの邪魔にならない様にしてます. S.ベイリーの特徴はよく出ているんですが、V.ウッテンはちょっと押さえ気味のベースで、彼のスラップバリバリを期待する人にはちょっともの足りないかなと思うのは僕だけかな?? 今までありそうでなかった、この組み合わせ.最初で最後なのか分かりませんが、このユニットでの次作も期待したいです. W.リーはベースとボーカルで1曲だけ参加してます.ど派手なテクニック合戦を期待した人には期待外れかな??でもやっていることは高度なものです.
☆脳味噌錯乱級一歩手前(アスワン)

   
Slow                   Speedy
Light                 Heavy
Mellow                 Hard
Lyrical                 Cool
Melodious                 Out of melody/code
Conservative                 Progresseve/Tricky
Ensemble                 Interplay
 \2,790  11/26/98 at 銀座HMV