Lars Danielsson, David Liebman, Jon Christensen &Bobo Stenson 「Far North」curling legs prod.(C.L.P CD 13)'94 - NORWAY
Lars Danielsson(b),David Liebman(s-sax), Jon Christensen(Drs),Bobo Stenson(pf)

  ○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B              ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
  ○ユーロ系        ●JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系        ●ECM、北欧系

まさにヨーロッパJAZZ作品です。ヨーロッパといってもドイツ、イギリス、フランスあたりでは無くて、北欧(ノルウェイ、スエーデン)あたりのJAZZです。編成はJAZZのワン・ホーン・カルテットなのですが、それはクールかつ繊細でいて、なにかフォークソングを思い起こすような・・・この手のサウンドはまるで麻薬性があるというか、好きな人には本当にたまらない演奏です。コルトレーンのフォロアとして有名なリーブマンも、いつもの荒々しいプレイでは無く、ここではリリカルにメロディを、ささやくかのように唄っています。そしてピアニストのステンソンは、透明でいて耽美なピアノを聴かせてくれます。ステンソンは、この名手の中でも知名度はそれほど高くないのですが、知らずに聴いても一度聴けば忘れなくなるようなプレイはため息ものです。 1980年代半ばにディブ・リーブマンとラース・ダニエルソンが出会い、1985「NEW HANDS」、1991「POEM」とスエーデンのDORAGONレーベルに残し、1994に出たのが本作で、出てすぐに入手出来なくなってましたが最近再発されたようです。(1996には再びDORAGONからライブ盤を出しますけど。)ラース・ダニエルソンが中心になっているようで、特にグループ名は無いでが、そんなクールな演奏から"FAR NORTH QUARTET"と個人的に呼びたいです。 それとこのメンバーは皆ECMファンならお馴染みの人ばかり・・・元マイルス・バ ンドでかつてECMで録音したリーブマン、キース・ジャレットのカルテットにも参加 したECMのリズムの重鎮クリステンソン、ヤン・ガルバレクや最近はチャールズ・ロ イドと共演しているステンソン、そしてECMその他ヨーロッパのJAZZ作品にその 名前を頻繁に見かけるダニエルソン・・・・このメンツで何故ECMで吹き込まなかっ たのか不思議なのですが、なんと録音スタジオがECMで使われる事で有名なレインボ ウ・スタジオ、録音技師もECMで活躍している人です。ちがうのはプロデューサーだ け・・・
 ☆ ECM作品と間違っても仕方ないかも?(TKO)


   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay