Charlie Haden「Helium Tears」WEST WIND (WW 2058) 2014 - Germany  

 

Chelie Haden(b),Ralph Towner (synth),Jerry Granelli(ds),Robben Ford(g),

Jullian Priester(tb),Denny Goodhew(as,bcl),Jay Clayton(vo)

 
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ          JAZZFUSIONの中間系    
○ブルース系         ○ロック系       ○ ECM

 

昨年(2014年)に亡くなったチャーリー・ヘイデンの遺作である。

マイナーなレーベルで発売されたためか、入手まで時間がかかった。

これまでのヘイデンの活動、アルバムからすると、かなりの異色作である。

 

まず、メンバーが変わっている。そこに惹かれたのだが。

ロベン・フォード・・・説明不要なギタリストであるが、これまでヘイデンとの接点というと、リッキー・リー・ジョーンズの「Pop Pop」がある。

そしてラルフ・タウナーはギタリストではなく、シンセサイザーでの参加となる。

またジュリアン・プリスターはハービー・ハンコックとの共演者として有名だ。

 

この面子にチャーリー・ヘイデンというと、どんな音楽になるか興味深い。

実際、やはりというか現代風JAZZのアルバムであり、ホーンのアンサンブルなどヘイデン風だなぁと感じる部分も多い。

 

さて、Fusion的興味からすると、やはりロベン・フォードであろう。

全8曲中、7曲に参加しているので大活躍と言ってもいいであろう。

不思議なことに、ロベンっぽくないというか、ジョン・スコフィールドだよと言われても信じてしまいそうな音色、フレージングなのである。

そういう意味では、ロベンのJAZZプレイというと、こういう感じなのだなと思う。

しかし、ロベンがフィーチャーされる”23rd & Cherry”は面目躍如のブルース・プレイが聞ける。

 

全体的にはやはりチャーリー・ヘイデンとして異色作ではないだろうか。

とはいえ、リベレーション・アンサンブル・オーケストラやオーネット・コールマンとの諸作、サンボーンとの「アナザー・ハンド」をはじめ、ヘイデンのアルバムは異色作揃いではあるのだが。

 

それにしても改めてチャーリー・ヘイデンのベースは、ベースライン、フレージング、音色のどれをとっても独特で個性的である。

これで終わりとは残念なのではあるが、もっと多くアルバムを作ってほしかった。

 

# ヘイデンはベースラインを聴くだけでも楽しいんですよね。(TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay