Steve Khan「Subtext」 Tone Center(TC40752) 2014 - U.S.A.  


Steve Khan(g), Ruben Rodriguez(bass), Dennis Chambers(drums), Marc Quinones(perc), Bobby Allende(perc)
Guests : Randy Brecker(fh), Rob Mounsey(kb), Gil Goldstein(accordion), MarianaIngold(voice)
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

ニューヨークを拠点に活動し、コンスタントにアルバムをリリースしているギタリスト、スティーブ;カーンの3年振りの最新作である。

1曲目のオーネット・コールマンのナンバー、「Bird Food」はライディー・ブレッカーのフリューゲルホーンがノスタルジックなラテンジャズの雰囲気を醸し出す、カーンしては珍しいジャズ色の強いナンバーである。

2曲目のカーンのオリジナル曲「Blue Subtext」ではオクターブ奏法を駆使しながら哀愁漂うメロディーを弾いており、これもカーンの演奏としてやちょっと異色である。

異色と言えばもっとも異色なのは7曲目のギル・ゴールドスタインがアコーディオンでゲスト参加している「Cada Gota De Mar」だろう。
ヴォーカル入りのボサノバなのである。おそらくカーンのリーダー・アルバムとしてはヴォーカル曲は初めてなのではないだろうか。
それもボサノバとカーンのギターソロのマッチングも想像つかないと思うが、それはそれで無理やりはめ込んでしまっている。

それでも、3曲目はフレディー・ハバート、4曲目はウェイン・ショーターの曲を取り上げてくるのだが、この辺りからいつものカーン節が前面にでてきて、80年代のアイウィットネスからの延長線上のサウンドなってくる。
セロニアス・モンクの曲「Hackensack」を取り上げている8曲目はボサノバとは対照的にモンクのひねりの効いたテーマ、コードが、カーンのギターにしっくりマッチして、やはりこれがベスト・トラックかなと思ってしまう。

いつもはOne And Onlyのギターでごりごりと押してくるカーンだが、珍しく変化球が多くて、いつもと別の楽しみ方のできるアルバムである。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay