Pat MethenyOrchestrion」Nonsuch(516668-2) 2010 - U.S.A.  

Pat Metheny(g,orchestrion)
 
  ○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            JAZZ          JAZZFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ECM
 

パット・メセニーの新譜は、オーケストリオンという自動演奏装置とギターの共演で、一人で大編成との演奏をリアルタイムで実現するというものです。

これは、ある意味技術の進歩と逆行するかのようなもの。

現在ならば一人多重録音という容易な方法があるのに、逆に難しい方法をあえて選んでいるようにみえるからです。

 

ただCDは、予想を反して、かなり音楽として素晴らしいものになっています。

YouTubeで流れた演奏風景は奇異だっただけに、音楽はまともなのでホっとしました。

 

それと意外なことに、Pat Metheny Groupの音楽にかなり近い印象を受けます。

耳を傾けると、聞こえてくるのはメセニーのギター、楽器ではピアノ、ベース、ドラム、マリンバ、その他の多種の打楽器の類。でも、これらの楽器は常にPat Metheny Groupでも使われていただけに、同じ印象になるのでしょうね。

 

それにしても自動演奏とはいえ、シンバルもシンコペーションを叩いたり、ピアノも人が弾いているのと遜色ありません。自動演奏というと無機質で、一本調子と想像が全く外れました。本当にこれが自動演奏?と思うくらいです。

 

もしも、インパクトがあっても、音楽がつまらなければ意味が無かったでしょう。

そういうことでメセニーのこの作品は、音楽が素晴らしいことに意味があります。

たとえ演奏形態、方法など知らなくても、音楽として十分楽しめる作品だと思います。

 

#  結局、方法がどうとかいうより、音楽が素敵なので。(TKO
(以下YouTubeからのリンク)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Progressive/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Interplay