Chuck Owen & the Jazz Surge 「The Comet's Tail: Performing the Compositions of Michael Brecker」 Mama Records (MAA1038) 2009 - U.S.A.  


Chuck Owen(Arranger, Director) , Randy Brecker(Trumpet), Gil Goldstein(Arranger), Fred Stride(Arranger), Vince Mendosa(Arranger), David Liebman(Sax), Mike Stern(Guitar), Rob Thomas(Violin), Joe Lovano(Sax), Mike Mainieri(Vibe), Adam Nussbaum (Drums), Danny Gottlieb(Drums), Lowell Adams(Cello), Tom Brantley(Tb), Jay Coble(Trumpet), Per Danielsson(Piano), Valerie Gillespie(Sax), Jim Hall(Tb), Mike Iapichino(Trumpet), Mark Neuenschwander(Bass), LaRue Nickelson(Guitar), Keith Oshiro(Tb), Matt Vance(Sax), Rex Wertz(Sax)
  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ビッグバンド系

マイケル・ブレッカーの生前に企画された南フロリダ大学ジャズ作曲センター主催のブレッカーのオリジナル曲を題材にしたアレンジ・コンテストから端を発し結果的にブレッカーのトリビュート作になってしまったという作品。

「Slings And Arrows」や「Itsbynne Reel」などブレッカーファンならお馴染みのナンバーから古くはSteps時代の「Sumo」、「Take A Walk」から遺作「Pilgrimage」からの「The Mean Time」まで幅広い曲を全8曲カバーしている

全て南フロリダ大学で教鞭を取るチャック・オーウェン率いるビッグ・バンド、ジャズ・サージの演奏で、それにランディー、リーブマン、マイニエリ、M.スターン、ロヴァーノなどマイケルゆかりのゲスト・ソロイストが加わるという構成になっている。
アレンジはアレンジ・コンテストの最優秀作者の手による「Peep」、ヴィンス・メンドーサの「Slings And Arrows」、ギル・ゴールドスタインの「The Mean Time」の他は全てチャック・オーウェンが手掛けている。

サウンドはギル・ゴールドスタインのアレンジがあったり、ヴァイオリン、チェロが加わっている曲があったりと何となくクインデクテットを思い起こさせるような部分もある。

ソロイストとしてはランディー(2曲参加)マイニエリ(1曲参加)、リーブマン(3曲参加)が好演している。
またジャズ・サージのサックス奏者ジャック・ウィルキンスがマイケルを連想させるようなスタイルでソロを披露している。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay