Leni Stern「africa」Leni Stern Recordings (LSR1037) 2007 - U.S.A.    Leni Stern - Africa
Leni Stern(g,vocal), Ami Sacko(vocal), Mah Soumano and Dally Kouyate(backing vocals), Bassekou Kouyate (djeli n'goni), Omar Kouyate (n'goni), Moussa Bah (n'goni), Andara Kouyate (n'goni bas), Haruna Samake (camele n’goni), Moussa Sesoko ( tama,djembe), Alu Couliba (callebasse), Djelibah Diabate (doun doun superimpose), Prince (calebas), Souleiman Dumbia (perc), Massamba Diop(talking drum), Cheik Anta n’diay (sabar), Michael Brecker (tenor sax), Etienne Stadwijk (kb), Hilaire Chabi Hari (kb), Dave Eggar (cello), Paul Socolow (bass,loops), Will Calhoun( drums), Keith Fluitt(backing vocals), Morley (backing vocals,rap), Brahim Fribgane (oud,perc), George Brooks (sax), M’barra Cisse(bass), Adam Rudolph (perc), Michael stern(guitar), Broulaye Coulibali(dosu n'goni), Yagar Damba(vocals)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ワールド系

レニ・スターンの最新盤はほとんどの部分がマリで録音された、タイトル通りのアフリカ色の非常に強い作品である。
マイク・スターンの奥方でギタリストとして知られるレニだが、このアルバムでは彼女のギターというよりはヴォーカルが全面的にフィーチャーされているので、ギタリストとしてのレニを期待しているとはずされる。

バック・トラックは現地のミュージシャンを全面的に起用し、民族楽器を多用して、現地語のヴォーカリストも交えた、アフリカン・ポップスそのものといったサウンドになっている。
その上でレニが英語でカーリー・サイモンあたりを連想させるようなアメリカン・フォークっぽい歌いまわしで歌っている。

アフリカのミュージシャンを起用したアメリカン・ポップスというとポール・サイモンの「Graceland」が有名だが、それよりももっとアフリカ色を強く出し、なおかつレニのヴォーカルもしっかりと主張しているユニークなアルバムだ。

晩年のマイケル・ブレッカーが2曲で参加しているのも注目だろう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay