Brian Simpson「Above The Clouds」Rendezvous Entertainment (REN51332) 2007 - U.S.A.  
Brian Simpson(kb), Michael White(drums), Alex Al(bass), Lenny Castro(perc), Kirk Whalum(sax), Tony Moore(program), Tony Maiden(g), Chuck Loeb(g), Smitty Smith(bass), Darren Rahn(sax), Jason Rahn(tp), Larry Kimpel(bass), Brian Kilgore(perc), Ray Fuller(g), Ron King(tp), Oliver Wendell(kb), Dave Koz(sax), Wayman Tisdale(bass), Melvin Davis(bass), Darrel Crooks(g), Ramon Stagnaro(a.g), George Duke(kb), Brian Bromberg(bass),Michael Brecker(sax)

  ○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●スムース系

デイブ・コズのバックを務めているキーボード奏者、ブライアン・シンプソンの最新スタジオ録音盤。
マイケル・ホワイトのちょっとファンキーなドラムが繰り出す心地よいリズムの上でシンプソンがアコピを奏でる1曲目から典型的なスムース系の音が聴ける。

ゲスト・プレイヤーも多彩で2曲目にカーク・ウェイラム、3曲目にチャック・ローブ、7曲目にデイブ・コズとウェイマン・ディスデイル、9曲目のジョージ・デュークが参加と盛りだくさんに楽しめ、スタジオのキャリアの長いシンプソンの人脈がうかがい知れる。
その7曲目の「Fiona's Song」はちょっと南国リゾートを連想させるようなリラックスした雰囲気の曲で、シンプソンのアコースティックピアノによくあっている。

音はアルバムを通してスムース系のフォーマットにはまっているのだが、唯一異色なのはマイケル・ブレッカーがゲスト参加しているアルバムの最後に収録されている「That's Right」だ。
マイケルの無伴奏ソロがイントロになっていて、その後にB.ブロムバーグのアコースティック・ベースとレニー・カストロのパーカッションが絡んでくるという構成で曲の中盤まで続き、曲の後半にもマイケルのソロが再度フィーチャーされているというマイケル・ブレッカーのためのようなアレンジになっている曲だ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay