Mike Mainieri「Northern Lights」NYC Records (NYC6037) 2006 - U.S.A.  
Mike Mainieri(vibe,marimba),Nils-Potter Molvaer(tr), Bendik Hofseth(sax), Bugge Wesseltoft(kb), Elvind Aarset(guitar), Lars Danielsson(a.bass), Anders Engen(drums), Paolo Vinaccia(perc), Jan Bang(sampling,program), DJ Strangefruit(turntables)


  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ●ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

マイク・マイニエリの久々の新譜が届いた。 マイニエリ名義では前作「An American Diary, Vol. 2: The Dreamings」が99年のリリースだったので、7年振りということになる。
80年代はニューヨーク系フュージョンのリーダーとしてシーンを牽引したマイニエリだが、今回の録音はニューヨークを離れて、ノルウェーのオスロで行なわれ、Steps Ahead時代からの盟友ベンディックをはじめニルス・ペッター・モルベルなど北欧のミュージシャンがバックを固めている。

「An American Diary」の2部作はアコースティック色の強い作品だったが、今回の作品はアコースティック楽器中心の編成ながら、北欧系のフューチャー・ジャズの要素を取り入れて、隠し味的にサンプリングのサウンドエフェクトを散りばめた先鋭的で独特なサウンドに仕上がっている。
後期のベンディックがいた頃のSteps Aheadの延長のような曲もあるがファンには嬉しい。
またベースのラーシュ・ダニエルソンのサウンドが特徴的でアコースティック・ベースながら曲ごとに表情を様々に変えて、曲全体の雰囲気を形作っている様に聴こえる。

全体に北欧っぽい抑えた雰囲気のモノトーンのサウンドで一聴するとちょっと地味なのだが、聴きこんでいくとどんどん良さがでてくるアルバムだ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay