Various Artists「American Drummers Achivement Awards Honoring Steve Gadd」Hudson Music(HD-DVD SG21) 2004 - U.S.A.   
Steve Gadd(drums), Vinnie Calaiuta(drums), Rick Marotta(drums), Michael Landau(g), Jimmy Johnson(bass), Larry Goldings(kb), Tom Scott(sax), James Taylor(vacal), Will Lee(vocal), L'Image etc

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ●R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

暫く前にリリースされていた2枚組DVDだが、本編には2003年9月にシンバル・メーカーのジルジャンの主宰で行われたスティーブ・ガッドを功績を讃える式典の模様が収録されている。輸入盤DVDだが、日本製プレイヤーでも再生できるリージョンフリーだ。

本編自体は前半はジルジャン・ファミリーのスピーチだけで30分くらい費やされていてちょっと冗長に感じる。(スティーブ・ガッドの奥さんや子供の顔が見れるのはかなりマニアックだが)
字幕がついていないので英語がわからないとちょっとつらいが、アンソニー・ジャクソンのスピーチなどかなり興味深い。(というかアンソニー・ジャクソンが喋っているの自体めずらしいと思う)
後半はバンド演奏でスティーブ・ガッドゆかりの曲、チック・コリアの「Night Sprite」やスタッフの「Subway」が演奏されるが、ガッド本人が叩くのはジェームス・テイラーがヴォーカルをとる1曲のみなのでガッドのドラムを期待しているとちょっと肩透かしを食わされる。ウィル・リーはベースを弾かずに歌のみで1曲に参加している。

実はこのDVDが面白いのは本編ではなくてボーナストラックの方。まずリハーサル編はほぼノーカットで上記の演奏のリハーサルが収められていて、演奏しなおしたりする部分まで納められているので本編の演奏部分よりも時間がかなり長いし、トップ・ミュージシャン達のリハーサルの様子というのもかなり興味深い。

チック・コリア、エリック・クラプトン、トム・スコット、ウィル・リーらのインタビューも本編ではさわりだけ紹介されていたが、ボーナスディスクのほうがかなりの長時間収録されている。ちなみにチック・コリアのガッドとの初競演はチャック・マンジョーネ・バンドとのこと。ウィル・リーはドリームスで初めて出会ったというようなことを語っている。

スタッフのモントルーでの演奏も1曲だけだが収められていて、スタッフの映像ものはほとんど残っていないのでこれは貴重な映像だ。

そして個人的に脳味噌錯乱状態に陥ったのが、幻のバンドL'IMAGEの1977年の約30分にも及ぶライブ映像だ。
L'IMAGEはSTEPS AHEADの原型ともいえるようなバンドでマイク・マイニエリをリーダーとしてガッドの他にキーボードがウォーレン・バーンハート、ギターにデビッド・スピノザ、ベースがトニー・レヴィンというメンバーでガッドの地元ニューヨーク州ロチェスターで活動していたということなのだが、L'IMAGE名義でのレコードは1枚も残していない。
ここでは白黒映像で画質は悪いながらも音声はクリアに収録されていて「Easy To Please」、「L'Image」、「Love Play」の3曲が演奏されている。「Love Play」では若き日のガッドの怒涛のようなドラムソロを見ることができ、こんな映像が残っていたとはほんとにそれだけで驚きだ。 (橋 雅人)

   
Slow                       Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay