PRISM「Live」ユニバーサルJ(UPGH-1005)1979/2003 - JAPAN  TOWER RECORDS

和田アキラ(G) 渡辺建(B) 森園勝敏(G) 鈴木リカ (D) 久米大作(K) 伊藤幸毅(K) 佐山雅弘(K) 村上”ポンタ”秀一(D) 佐藤康和(P・V) 白尾泰久(AltoSax)
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系 (□ブラジル系 □サルサ系 □カリプソ系)
○ユーロ系 ○JAZZ系 ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
 プリズムの四作目の作品に加え未発表曲3曲が追加されております。詳細はこちら
このライブはオリジナルでは聴けなかったメンバー紹介や曲順がライブと同じ順番に再構成されております。もちろんマスタリングもやってますので70年代後半の録音とは思えないような音の良さです。
曲の途中から聴いたんでは、未発表のスタジオ録音のTAKEかと思う程です。
ボーナストラックは名古屋で録音された「Turtle's Dream」、「風神」、「Love Me」が収録されています。

 このライブでの演奏は凄いですねぇ。鬼気迫るようなスリリングな演奏ですねぇ。毎回こんなに力が入った演奏を繰り返したら寿命が縮んでしまいそうなプレイヤーの身を削り、神経をすり減らすようなギリギリまで張り詰めるようなプレイの連続です。
(そのため、和田氏は胃潰瘍で入院したのか因果関係は不明です)
 CDデビューが77年でこのライブが79年ですから1stアルバムとこのライブを聴き比べると各自のレベルが相当上がっているのが良く分かります。
単に速くなったとか、難しいことが出来るようになったという技巧上のものだけでなく、ソロを繰り広げる発想やアイディア面でのレベルというものが格段に進歩しております。
1stで感じられたぎこちなさは微塵も感じられなく、堂々たる風格で聴く者を圧倒するようなプレイになってます。
もう一言で言えば、完成された演奏と言っても過言でないでしょう。
 この前ライブで久しぶりにプリズムの演奏を聴いたんですが、この作品で聴くクオリティの高さは現在のクオリティにひけを取るものではなくこの時には既に完成されていたというのがこのライブを聴くとよく分かります。

 ボーナストラックに収録された「Love Me」はヒットですねぇ。
ボーカルが入っていないこの曲はライブでしか聴けませんからねぇ。この当時の演奏を聴いたことのない若いファンには79年の「Love Me」は凄いプレゼントかもしれません。
 
☆このシリーズは邦楽FUSIONファン必修科目作品でしょう(アスワン)

 
Slow       Speedy
Light   Heavy
Mellow   Hard
Lyrical   Cool
Melodious     Out of melody/code
Conservative       Progresseve/Tricky
Ensemble   Interplay

\3,048