Prism「Second Thoughts Second Move」Universal-J(UPGH-1003) 1978/2003(reissue) - Japan    Buy CD  
和田アキラ(G),森園勝敏(G),渡辺建(B),伊藤幸毅(K),久米大作(K),鈴木リカ (D) etc

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

1978年にリリースされたプリズムの2作目です。 1曲目の頭からいきなりホーンセクションが入っていてちょっと意表をつかれるが、もろにブレッカー・ブラザーズを意識しているのがわかるようなフレーズがちょっと時代を感じさせる。テーマを弾くギターはプリズムとしてはめずらしく深めのコーラスがかかった音色で、16分裏打ちの決めがはいり、1作目とはちょっと違ったサウンドになっている。このあたりは、その後、多くのバンドが続いていったJ-フュージョンの典型的なサウンドの原型のようにも思える。

またデビューアルバムは和田アキラが全ての曲を1人で書いていたのに対して、この2枚目のアルバムではメンバーそれぞれが曲を持ち寄った形になっている。そのためか、ファーストアルバムよりもバラエティーに富んだ音になっている。上述のブレッカー風イントロやディメオラかリターン・トゥ・フォーエバーを連想させるスパニッシュモードの曲、カールトンがやりそうなサンバ系の曲、アコギのイントロなど次の方向性を試行錯誤していたように思える。

それでも基本的に変らないのは和田アキラ、渡辺健の以降プリズムを引張っていくことになる2人のテンションの高い演奏だ。これだけの曲をほとんどスタジオで一発録りでレコーディングしていたらしいのは驚異的です。

またボーナストラックとしてはスタジオのアウトテイク1曲と「Live」2枚組に収まりきらなかった名古屋公演のライブが2曲収録されている。ライブではスタジオ録音以上に渡辺健のベースの存在感が大きく聴こえる。和田アキラはソロをもうこれでもかと言うくらいに弾きまくり状態で、アキラマニアの方はこのライブヴァージョンは必聴でしょう。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay