Peter Muller「M-Vibez」Mullennium Records(MUCD0301) 2003 - Germany
Peter Muller(bass), Frank Mead(a.sax), Christian Kappe(tp), Tobias Neumann(kb), Steve Wieters(g), Oliver Spanuth(perc), Florian Poser(vibe) Ulle Rode(g)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●マーカス系

このアルバムの1曲目をだまって聞かされたら10人中、10人までマーカス・ミラーのニューアルバムだと思ってしまうだろう。

これはドイツ人ベーシストのピーター・ミューラーのアルバムで全曲オリジナル曲をヨーロッパのミュージシャンが録音しているのだが、このアルバムのうちの数曲はベースのサウンドだけでなく、バンド全体のサウンドが完璧にマーカス・ミラーしている。特に1曲目の「Trigger(for Marcus)」はタイトルにもfor Marcusとあるだけあって、ここまでやるかという徹底振り。何せマーカス・ミラー本人も自分のウェブサイト上でこのアルバムのことを「もしマーカスそっくりコンテストがあったら、この作品が1番になる。自分よりマーカスに似ている。」とコメントしているほどです。

もっともマーカス自身が1番と太鼓判を押しているようにオリジナリティーには欠けるもののサウンドそのもののクォリティーは高く楽しめる。また1部の曲ではインド風のサンプリングを取り入れるなどして独自色もだしており全てがマーカスのコピーという訳でもない。

今のところピーター・ミューラーのウェブサイトと、アマゾン・ドイツ, CD Babyで入手できるようです。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay