Buzz Feiten & The New Full Moon「Buzz Feiten & The New Full Moon」Dreamsvillle Records(YDCD0083)2002 - Japan   
          

  Buzz Feiten(g,vo),Jai Winding(key),Brandon Fields(sax),
  Freddie Beckmeler(b)、Gary Mallaber(ds)
 
  ○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間  
  ○R&B                 ○ブラック系        ●歌物・NAC/AOR 系        
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系    
  ○ブルース系         ○ロック系      

 夏になると聴きたくなる気持ちよい定盤としてラーセン=フェイトン・バンドの「Full Moon」があるが、そろそろそんな季節と思っていた矢先に、そのバジー・フェイトンのバンドのアルバムが出た。
しかも、それが幻のグループ、フル・ムーンのセカンドである。(邦題:フル・ムーン・セカンド)

 しかし、あのフル・ムーンにセカンドがあったなんて聞いたこともないぞ・・・と、それもそのはず、この作品は約30年ぶりの新録セカンド・アルバムなのだ。
幻のアルバムCD化の勢いをそのままに新録だなんて、抜け目無いなと思いつつ、バジー・フェイトンのギターを思い存分に聞きたい自分には嬉しいプレゼントの気分。
 ニール・ラーセン(key)は参加していないのが残念だが、ブランドン・フィールズ(元リッピントンズ)が参加してるのが楽しい。結局フルムーンの参加オリジナル・メンバーはフェイトンとベースのフレディだけのようだ。

 サウンドは昔のフル・ムーンよりは、ラーセン=フェイトン・バンドの方に近い。
爽やかなLAサウンドで、ギターのカッティングが涼しげで、これからの夏に合いそうな感じだ。
また、バジーのギター・ソロも味があって、もう本当にたまらなく良いのだ。
それとブランドンのSAXも良いところで入ってきて、これも気持ちよい。
まさに、LA-AOR-Fusionといった内容で、この夏の新たな定盤がまた一つ加わっ たかもしれない。
少なくともこの夏はなにかとヘヴィー・ローテーションになりそうな予感がする。

ちなみにライナーに今後の新譜予定が書かれていて、7月にバジー・フェイトンのLIVE、9月にはフルムーンのLIVEがあるそうで、バジー・フェイトン・ファンには嬉しい悲鳴になりそうだ

# かなりゴキゲンなアルバム。ジャケットはダークだけど、中味はブライト。(TKO)

 70年代の初めにあったバンドの再編でメンバーも若干変わり新生FullMoonとして登場しております。
一曲目でボーカル入りのソウルフルなファンクが出てきました。これはファンク中心なんだぁ〜と思っていたら二曲目からはサックスとギター中心のインスト、ロック系のボーカル物あります。
フェイトンのギターは昔からそうですが、南部系というか、いかにもアメリカンロックっぽい雰囲気がありましたが、この作品でもそのアメリカらしさが前面に出ているようで、インスト物もあるといえど雰囲気はロックといっていいかもしれませんねぇ。
 聴き所は何といってもフェイトンの粘っこいギターでして、随所にその特徴であるソロが出てきます。ファンには涙物でしょうか。
私が最初にフェイトンを聴いたのはニールラーセンの「JUNGLE FEAVER」(’78)ですのでもう22年もたちます。もう50歳以上だと思いますが、アメリカンおやじの魂がこめられた気合の入ったサウンドに圧倒されそうです。

☆ニールラーセンはどうしちゃったんだろ?(アスワン)
 

   
Slow           Speedy
Light         Heavy
Mellow     Hard
Lyrical         Cool
Melodious       Out of melody/code
Conservative         Progresseve/Tricky
Ensemble       Interplay