Jay Graydon「Be Bop」SONIC TRUST(STRCD-001)2001 - U.S.A.
Jay Graydon(g) Brandon Fields(as) Bill Cantos(pf) Dave Carpenter(b) Dave Weckl(drs)
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ●JAZZ系  ●JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
 J.グレイドンと言えばデビッド・フォスターとのコンピによる'AIR PLAY'やAOR系の作品のプロデュース、そしてTOTOのS.ルカサーのギターの師として有名です。
彼の'PLANET'のユニットのサウンドや過去の活動から、AOR的なサウンド・西海岸系のロック等のイメージを持ってこの作品を聴いた時は、意外なサウンドに唖然としてしまいました。レインボーカラーの背景にソリッドギターのイラストのジャケットからは想像もできない音が飛び出してきました。全編、メインストリーム系のJAZZなんです。タイトル通りの「Be Bop」なんですねぇ。

  聴いてみると、意外や意外なことにJAZZギターは上手く、「へっこれが、あのJ.グレイドン?」と思った位のフレーズです。
全体的にサックス中心としたリラックスした雰囲気なんですが、一曲だけギターを中心とする曲が入ってます。これはFUSIONっぽいサウンド。彼得意の粘っこいギターにD.ウェックルのドラムが絡んでくる曲があり、「オォォッ」と思って聴いていくと、ソロ回しになるとやっぱJAZZで、ちょっとがっかり。ギターのソロはFUSIONなんですが、、、、、、。でもこれだけでも救いかな。

最近、FUSIONらしいサウンド少なくなってしまい、JAZZに押され気味。特にNY系のサウンドは聞かれなくなり、出てもスムース系ばかりで、
「J.グレイドン、お前もか,,,,」という印象です。(この作品自体のサウンドは悪くないんですが、、、、、)
この作品を聴いて、危機感を感じてしまいました。(FUSIONサウンドは売れないからJAZZサウンドしか出せない)

☆2001年のFUSION界を象徴するような作品かもしれませんねぇ(アスワン)
   
Slow           Speedy
Light           Heavy
Mellow           Hard
Lyrical         Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative             Progresseve/Tricky
Ensemble             Interplay

12/22/2001 at 新宿タワーレコード