Metro 「Metrocafe」 HIPBOP (HIBD8024) 2000 - U.S.A.
Mitchel Forman(kb), Chuck Loeb(g), Victor Bailey(b), Wolfgang Haffner(drums), Camen Cuesta(v) etc.

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ちょっとスムース系


ヨーロッパの硬派フュージョンレーベルのLipstickより94年にデビューアルバム、95年に「Tree People」の2枚のアルバムを立て続けに出したあと音沙汰のなかったMetroの5年ぶりの新作です。中心メンバーの4人は「Tree People」と同じで、前作2枚では気持ちよくハードコアな硬派フュージョンを聞かせてくれたMetroなのですが、5年たってどうなったのか気になるアルバムでした。

1曲目、リズムがちょっと打ち込みっぽい(でも生のドラムのようですが)曲から始まります。チャックのギターは深いディストーションがかかった気持ちのよいソロを聞かせてくれ、ビクターのベースも縦横無尽に駆け回ってくれます。

2曲目はかなりペースダウンしてちょっとスムース入っています。

その後の曲も全体を通してハードな部分とスムースな部分が混在しています。曲によってはスムース系そのものといった曲もあり、ちょっとアンバランスな印象も受けました。

ひさびさのハードコア・フュージョン・バンドのアルバムだったたけに、もっと思い切りのいい音を期待していたのですが、ちょっと肩透かしをくってしまいました。もちろんサウンドの完成度は高く、個々のプレイヤーの演奏も楽しめるアルバムなのですが。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay